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デザインのDNA・・和のモジュール白銀比 pert Ⅱ

デザインのDNA・・和のモジュール白銀比 pert Ⅱ

和のモジュールというと尺、寸に代表される尺貫法が代表的ですが、
比率的には整数比と白銀比が和の代表的な比率になります。
もう一つの白銀比(silver ratio)は、「大和比」ともいうのですが、
これは日本が白銀比を世界で最も早く活用した事(発見したかどうかは
定かではないのですが)が由来と言われています。
日本建築ではかなり昔から使われてきたモジュールで近似値は
「1:1.4141=1:√2 」で正方形の半分の三角形である
直角二等辺三角形の辺の比と同じ。
正方形の一辺と対角線の比率ともいえます。
白銀比は、連分数展開がきれいで、例えば江戸時代に公用紙として
使われた美濃紙がベースになっているB版の用紙を半分に折ると1/2の
同形状の用紙ができます。
畳や建材で多くの白銀比が使われているのは「汎用性の比率」
だからであり、資源の貧しい日本では、その素材を合理的に
使いこなす事ができる(無駄を省ける)比率だったからです。

前置きが長くなりました、私たちの中に受け継がれたDNAの中に
この比率が刻み込まれている、武家の旗印、戦場で一目で敵と味方を
見分けるいわば機能的なCIのルーツ、これらは正方形のフォルムの中に
くっきりとそれぞれの国(家)の印として表されている。
images-3.png
先にも書きました和紙や反物の和のモジュールの中で作られてきた、
モジュールがすでに美しい比率でできているそこに、墨と白でくっきりと
描かれた家紋は世界的な文化となりつつある日本のデザインのルーツです。
アニメのキャラクターの代表的なもの、ご当地キャラなど気がつけば
この比率でできている。
images.png
images-2.png
images-1.png
漫画やアニメのルーツ・・鳥獣戯画にも白銀比、正方形が隠されていた。
日本のマンガの原点とも言われる「鳥獣戯画」。人気キャラに白銀比の
ものが多いなら、鳥獣戯画も同じ傾向があるかもしれません。
そこで有名な鳥獣戯画の絵を調べてみました。
白銀比 4.jpg
図のように、鳥獣戯画の最も目立つ位置にある2つの動物が、白銀比
長方形と正方形になっています。
鳥獣戯画1.jpg
*資料の一部はネットから拝借しました。

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