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デザインのDNA・・和のデザインに潜む美の遺伝子“白銀比”について。

デザインのDNA・・和のデザインに潜む美の遺伝子“白銀比”(1:√2)
最近、ある打合せの席で“白銀比” (1:√2)について話題になった。
調べると古来の建築等がこの比率を使っている事が多い、使っているという表現が
合っているかどうか定かでない、我々が何かをデザインするときにこの法則を知って
いて(意識的に)使う事は無い・・(と思う!)
白銀比.jpg
法隆寺1.jpg
アイデアを重ね結果としてこの比率に至ったという方が自然に思える、自分の感性に
従い“これ“と思う結果がそうだっただけのことと思う。

実は、この話の中で思い当たる事が有ったので、書いてみる事にした。
生家の障子の格子(マス目)の比率がこの比率で出来ているのではないか?
と思ってしまったからだ、最近話題の細川紙の東秩父が私の生家のあるところで、
古くから和紙の産地でも有った、この和紙の比率が“白銀比”で漉かれている、建具
として我が家の障子のマス目がこの比率で出来ている・・なぜならば、年末の大掃除
の時に子供の仕事として、紙漉きをしている知り合いの家に行き、野口(名字)と屋号
(私の生家の屋号はなぜか“もちや”)を伝えるだけで、のりしろを入れた障子紙が
出来る、これが子供の頃から不思議でならなかった。
Syouji koshi.jpg
何年も同じ家の注文を受けていれば・・と考えるとそれも不思議ではないが、畳も
建具も各家によってモジュールが少しずつ違っているのが普通でありそれが各家の
建て方でもあった、また畳屋さん等もよくそういっていたのを覚えていたからだ。
先ず、紙の寸法(共通のモジュールのような)が有ってそれに会わせて建具を作る
・・この方が自然だと・・・、先日の打合せのときに気がついた・・という事を。
“白銀比”は、また“大和比”とも言う。
これを調べていて・・知った事、ゆるキャラやドラえもんキティーちゃん
(いわゆる2等身キャラ)も「幅×身長」の比率が“白銀比”であるとつまり
「cool japan」は我々のDNAから出るべくして生まれた可愛さだったと言えよう。
白銀比 4.jpg
次回・・ひまわりの種の配列等、自然界にあるデザインの法則
「フィボナッチ数列について」書こうと思う。
himawari.jpg

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